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投稿日:2018年05月30日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:雑記
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こんにちは!!
外渉課の藤本です。GWも終わりこれからは五月病と闘わなければなりませんね~
私もだらだらしないように気を付けていきたいと思っております。今回は、漆喰の長所についてお話したいと思います。
以前、ブログに書いたように日本では昔から漆喰等の
塗り壁は住宅に多く使われていました。なぜ、塗り壁が使われなくなったかというと、
第二次世界大戦後から、住宅は住宅産業に変わってしまったからと言われています。
戦後から「石油を使った新建材」が登場したことにより、住宅は「早く・安く・大量に建てる」ように変化してきたからといわれています。昔の漆喰は非常に手間がかかり、塩化ビニールクロスを貼るよりも当然時間が掛かり過ぎていました。
また、2005年頃に「シックハウス症候群問題」が起こりました。
シックハウス症候群とは、新築住宅に住み始めてから「気分が悪くなる」「目がチカチカする」「身体に痒みが生じる」etc・・・
こんな身体に悪い影響を与えているのが、新建材から放出されているVOC(揮発性有機化合物)です。VOCとは、塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質です。製品から見て直感的には、「有機溶剤」と考えておけば良いでしょう。大気中の光化学反応により、光化学スモッグを引き起こす原因物質の 1 つとされています。
シックハウス症候群で特に影響が大きいのが内壁に使用されている塩化ビニールクロスといわれています。
そういった塩化ビニールクロスの健康や環境に対する悪影響もあり、再度塗り壁材として漆喰が見直され始めています。
漆喰の長所は多くありますが、今回は2つを上げたいと思います。
1つ目は、抗菌性能 / カビ・ダニに強い!
漆喰は強アルカリ性のため、有機物を分解する殺菌機能があります。
主成分の消石灰の作用により、細菌の生育・増殖を抑え、カビやダニの発生を防止します。
近年、鳥インフルエンザの際に、殺菌のためにまかれたのも漆喰と同じ石灰です。2つ目は、耐火性能 / 火に強い!
建築基準法第2条第9号基準に適合。
ほとんど無機の不燃性の素材で構成された防火材です。
化学建材のようにダイオキシンなどの有害ガスが発生することもありません。
昔の城や蔵が漆喰で塗られていたのも、漆喰が火に強いからです。健康や環境の為に、いろんな角度から建材をお選びして頂けたらと思います。
興味のある方はこちらもご覧ください。→EM漆喰
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