# 1.自然素材へのこだわり

EM漆喰は自然素材100%。化学物質は一切使用しておりません。
すべて人体や環境にやさしい物質を使用しています。
作業性向上のために糊を配合していますが、この原料は近海で取れる紅藻類(海藻)。
粘り気の主成分はカラギーナンという物質です。
これはアイスクリーム等食品の増粘剤としても使われているもので、高い安全性が実証されています。
EM漆喰にはこの粘り気成分を含む角又(つのまた)という海藻の粉末を、EM漆喰クリームには海藻から抽出した純度の高いカラギーナンを使用しています。
他にも化学繊維は使用せず、代わりに麻などの植物の繊維から作ったすさを配合する等、原料・製法に徹底的にこだわっています。
  • 石灰
    太古の海からの贈りもの

  • 塗り付け作業の強い味方
  • スサ
    ひび割れ防止に欠かせない

# 2.産地

しっくいの主原料である石灰の製造は、石灰岩鉱山での採掘から始まります。
栃木県佐野市葛生地区では、石灰岩の一大鉱床となっており、推定埋蔵量は15億トンにもおよび日本有数の産地となっております。
この地区の石灰岩は2億5千万年前のサンゴ虫類やフズリナ類などの海棲生物の堆積物が起源です。
  • 採掘は、事前の地質調査を経て行われ、その保有成分により選別されます。
  • 漆喰(しっくい)の原料となる石灰岩は、純度の高い良質なものが使われます。
  • 採掘された石灰岩はプラントに運ばれ、粉砕機で適切な大きさに調整されます。

# 3.壁紙(クロス)との比較

壁紙(ビニールクロス)は、左官作業が不要なため施工性に優れていますが、施工後VOC(揮発性有機化合物)等の人体に有害な化学物質を放出し続けます。
反対にEM漆喰はこうした化学物質を吸着・分解する能力があります。
また、壁紙とは違い吸放湿性能・消臭性能があるため、しっくいを塗ったお部屋は常に快適な空気を維持することができます。
仮に汚れた場合でも、漆喰には自浄作用があり、多少の汚れなら次第に薄くなって消えていきますので、壁紙のように張り替える必要もありません。