調湿機能はありますか?
あります。
軽石のような構造で小さな空気層をもち、ここに空気中の湿気を吸着します。
押入れの中に湿気対策として塗られていることもあります。
本当に消臭できますか?
漆喰は匂いの原因である化学物質を吸着します。
また、強いアルカリ性が細菌や有機物を分解するため、イヤな匂いがしません。
どうして燃えないのですか?
漆喰は固化するともとの石灰岩に戻ります。
いわば自然の「岩」の状態になるので、火が燃え移ることはありません。
また、化学物質を含まないので、燃焼時の有毒ガスが発生しません。
建設省告示 第1400号 不燃材料認定取得済です。

ちなみに漆喰を加熱すると、漆喰の主成分の消石灰は580℃で分解(脱水)して、酸化カルシウムになります。
また、漆喰が硬化し炭酸化した際の炭酸カルシウムも900℃以上で熱分解し、酸化カルシウムと二酸化炭素になります。
酸化カルシウムの融点は2,572℃と高温なので、カルシア煉瓦として、耐火物に幅広く用いられています。
結露して水滴がついたりしませんか?
吸湿作用があるので、結露水が壁に現れることはほとんどありません。
万が一頻繁に結露するようでしたら、お部屋の換気をよくしてください。
シックハウス対策になるって本当ですか?
主成分の消石灰が、シックハウス症候群の原因物質のホルムアルデヒドを吸着・分解します。
また自然素材100%なので、VOC(揮発性有機化合物)も放出しません。
他にどんな性能がありますか?
ビニールクロスのように静電気を発生させることがなく、ホコリを引き寄せません。
仮に僅かな凹凸にホコリが入り込んでも、はたきなどではたくと簡単に取れます。
また、自浄作用があり、シミなどが付いても徐々に白色に戻っていきます。