「漆喰」原料のお話
-
投稿日:2014年05月28日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:雑記
-
こんにちは!!
外渉課の荒木です。
本日も、漆喰についてお話させて頂きます。
?何からできていますか?
◇「漆喰」は天然鉱物資源である「石灰」を主原料とし、天然海藻などから作られる「糊」、麻などの植物繊維を刻んだ「スサ」を加えた100%天然素材の建築材です。
ここでは、漆喰の3つの原料である「石灰」、「糊」、「スサ」を詳しく紹介します。
「石灰」 ↓ 太古の海からの贈りもの
漆喰の主原料である、石灰は日本で唯一自給可能な鉱物資源と言われています。
石灰岩は太古の海中でサンゴ虫類などの海棲生物が堆積、化石化したものが、長い年月をかけて大陸まで運ばれたもので、”まさに太古の海からの贈りもの”です。石灰岩を土中炉で焼成する事により、純白な生石灰ができます。「糊」 ↓ 塗り付け作業の強い味方
コテ塗りでの塗り付けがスムーズにいくように、糊となる材料を混ぜる必要があります。つのまた、ふのり、銀杏藻などの天然海藻を炊いてつくった糊を混ぜます。
「スサ」 ↓ ひび割れ防止に欠かせない
漆喰は水を加えて練ったものを塗り付けますので、乾燥した際に材料が収縮します。石灰単体で塗り付けると、収縮時にひびが入るケースがありますので、細かい繊維状の麻スサを入れて、収縮を防いでいます。この麻スサでひび割れを防止しています。
こうして調べてみると漆喰は有害な化学物質を含まず安全な建築材であることが分かりますね。
次回は漆喰の特徴に関してご説明致します。
100%天然素材の「漆喰」をお探しの方はこちら ↓
- 前の記事へ 「「漆喰」リサイクル型の材料」
- 次の記事へ 「「漆喰」特徴のお話」