「漆喰」世界の歴史
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投稿日:2014年04月26日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:雑記
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こんにちは!!
外渉課の荒木です。
本日は、漆喰についてお話させて頂きます。
?世界ではいつからどんな場所で使われていますか?
◇歴史は古く、エジプトのピラミッドの壁に使われたのが起源で、万里の長城での石材の組積、 ローマのコロッセオ、システィーナ礼拝堂のフレスコ画が挙げられます。
「マヤ文明 ピラミッド」
マヤの人々はピラミッドの表面から地面に至る仕上げ材の全てを、大量の漆喰で塗り固めていました。漆喰が水を通さないと知ったティカルの人々は、地下に貯水槽を漆喰で作り、雨水を貯めて生活していたと考えられています。
「中国 万里の長城」
万里の長城の石積みのつなぎに使われたのも漆喰。西安の城壁など、古い時代の建造物が崩れもせずにたくさん残っている理由は、漆喰のおかげとも言われています。
「ローマ コロッセオ」
世界的にも有名な、ローマのコロッセオは、当時の大理石と漆喰からなる建造物で、現在でも、イタリア産漆喰、大理石は、上等の仕上げ材として、建築材・ビル内装に重宝されています。
「ヴァチカン システィーナ礼拝堂」
フレスコ画の技法で16世紀前半に描かれたシスティーナ礼拝堂の天井画「最後の審判」などが有名で、漆喰が硬化する際に顔料を封じ込めるメカニズムのため約500年経過した現在でも色褪せることなく保存されています。
こうして調べてみると漆喰は世界で5000年も前から歴史があり様々な用途で利用されてきたのが分かります。
次回は日本における漆喰の歴史をお話しさせて頂きます。
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