【 シックハウス対策 】優れたホルムアルデヒド吸着・分解機能
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漆喰の優れた効果の一つにシックハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドの吸着・分解機能があります。
漆喰は素材自体からホルムアルデヒドの発散がほとんど認められないことから『告示対象外の建築材料』として居室の内装仕上げや天井裏等に、シックハウス対策に係る規制を受けることなく使用することができます。
しかし、現代においては建材の塗料や接着剤を始めとする様々な外的要因からVOC(揮発性有機化合物)摂取の影響を受け健康被害にまで発展する事例がみられますので、今回は漆喰の優れた機能であるVOC吸着・分解機能に注目してみたいと思います。
VOCとは・・・揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物の総称であり、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、酢酸エチルなど多種多様な物質が含まれます。
このVOCの排出を抑制するため、環境省においては、自動車からの炭化水素の排出規制に加え、発生源からのVOCの排出及び飛散に関し、排出規制、自主的取組の促進、各種検討調査などの施策を講じています。VOC発生源
VOC吸着性能
漆喰表面には顕微鏡で観察すると無数の孔(あな)があり、その孔に空気中の匂い成分やホルムアルデヒドなどの化学物質が吸収され、再度放出されることはほとんどありません。
VOC分解機能
ホルムアルデヒドは酸性気体なので、しっくいの石灰粒子にホルムアルデヒドが吸着されると、ホルモース反応を起こし、化学変化して分解され糖になり無害化されます。その為ホルムアルデヒドは全く再放出されることがありません。
このように漆喰にはVOC吸着・分解機能という優れた効果があることが分かります。
他にも調湿、消臭、防カビ、耐火など様々な機能を兼ね備えています。更に漆喰は全て国内生産で賄える数少ない天然資源です。
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外渉課 荒木恵
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