漆喰が塗れない素材
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漆喰は、耐久性や美観のために古くから使われてきましたが、下記のように塗布できない素材や適さない素材があります。
・ビニールクロス
水分を通さず、漆喰がしっかり定着できません。また、ビニールクロス自体が伸縮する性質があるため、漆喰が割れやすくなります。
・合板やベニヤ板
吸水性が高く、湿気を含んだ際に膨張や反りが生じやすく、漆喰が割れたり剥がれたりする可能性があり、また、素材が薄いため、強度が不足して漆喰の重みに耐えられないことがあります。
・コンクリートやモルタル
表面が非常に硬く、吸水性が低いため、漆喰の接着が難しいことがあります。
・化学塗料(石油系樹脂)
漆喰は表面にしっかりと接着するために、下地がある程度粗い必要があります。しかし、化学塗料(特にツヤのある塗装)が施された面はなめらかで、漆喰の接着力が十分に発揮されません。また、塗膜が原因で漆喰の水分が吸収されないため、乾燥不足が発生しやすいです。
など、これらの素材には、漆喰を直接塗布するのではなく、適切な下地処理やプライマーをあわせてご使用ください。
塗り板サンプルをご用意しております。
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営業購買課:日野ゆみこ
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