漆喰が刻む建築の歴史
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投稿日:2025年02月05日 投稿者:受注購買課
カテゴリー:雑記
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漆喰の起源は今から5千年前、エジプトやギリシャ、ローマ時代にかけて、
建築の主要な材料として使用されていました。
もっと遡ると、紀元前7000年頃のトルコ・カタル・ヒュユク遺跡に、
石灰を焼成して作られた漆喰のような建材が使用されていた痕跡が
見つかっているそうです。ちょっと興味深いですね。
特に、古代ローマでは石灰モルタルが広く使われ、パンテオンやポンペイの遺跡でも
漆喰仕上げの壁が確認されています。
また、ヨーロッパの中世期には、漆喰は城や教会の内外装に用いられ、
湿気を防ぐ役割も果たしていました。
日本では、飛鳥時代(7世紀頃)にはすでに漆喰が使われていたとされ、
法隆寺の壁にもその技術が見られます。
特に江戸時代以降、漆喰は城や蔵の壁に広く使われました。
日本の代表的な建物は、
●姫路城(世界遺産)
「白鷺城」とも呼ばれる姫路城の美しい白壁は漆喰によるもの。
防火性・耐久性を高めるために塗られました。
●白壁の町並み(倉敷・萩など)
江戸時代から続く商家や土蔵では、防火目的で厚く漆喰が塗られています。
●日光東照宮
極彩色の装飾の下地として、漆喰が使われています。
漆喰は、古代から現代に至るまで世界中で使われてきた歴史ある建築材料です。
耐久性や防火性、湿気対策などのメリットから、現在でも活用されています。
日本の城や蔵、ヨーロッパの教会や宮殿に見られるように、
漆喰は単なる仕上げ材ではなく、歴史と文化を反映する大切な素材です。
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営業購買課:日野ゆみこ
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