塗り壁における「アク」とは?
-
投稿日:2025年02月11日 投稿者:外商一課
カテゴリー:雑記
-
こんにちは。
今回は、塗り壁における「アク」についてご説明いたします。
「アク」とは塗り壁の表面に現れる、褐色や黒色のシミ、斑点、
筋状の模様などを指します。
これは、施工不良や経年劣化、環境要因などによって発生し、
美観を損なうだけでなく、建物の耐久性にも影響を与える可能性があります。
<アクが出る原因>
素材由来:
塗り壁に使用される素材(土壁、漆喰、石膏など)が持つ自然の色素や不純物。
※弊社の塗り壁材(EM漆喰、EM珪藻土)は自然素材100%です。
水分影響:
壁材の中の水分が多いと、内部の成分が溶け出して表層に現れることがあります。
施工不良:
下地処理が不十分であったり、不適切な材料が使用された場合にもアクが発生しやすくなります。
<対策>
アク止めシーラーの使用:
下地の段階でアク止めシーラーを使用し、アクの浸出を防ぎましょう。
適切な乾燥:
塗装前に壁材がしっかりと乾燥するように施工し、湿気対策を行いましょう。
材料の選定:
アクが出やすい材料(木材やモルタル等)を避け、アク対策が施された製品を選びましょう。
施工作業の適正化:
施工要領書に従って施工し、特に気象条件に気を付けましょう。
DIYでも人気な「塗り壁」、事前に起こる可能性を知っておくことで、
素材と上手に生活することができます。
是非、塗り壁をご検討ください ♪
■EM漆喰のホームページはこちら
■EM珪藻土のホームページはこちら
外商課 長谷理彩子
- 前の記事へ 「漆喰が刻む建築の歴史」
- 次の記事へ 「EM漆喰は、再石灰化で強くなる壁材」