EM漆喰 blog 「MKプラスターの使用方法」

MKプラスターの使用方法

  • EM漆喰の下地として使用される「MKプラスター」。

    どんな時にMKプラスターが必要なのかご説明します。

     

    MKプラスターの仕様

    特殊粉末樹脂を使用した一材型タイプの下地材です。

    内装だけでなく、外装用添加剤と併用する事で外装にも施工できます。

    標準定価: 1袋4kg 2,000円(税抜)
    1袋20kg 9,000円(税抜)
    施工面積: 4kg コテ塗り:約3.3平米
    20kg コテ塗り:約16.5平米
    塗り厚: 1.0mm
    標準加水量: 4kgに対し清水1.4リットル

     

    MKプラスターの作り方

    1. 大きめの容器に、標準加水量の8割程度(約1.1L)の水を入れます。
    2. MKプラスター4kg/袋を投入し、5分以上入念に攪拌して材料のかたまりをなくしておきます。
    3. 充分に攪拌したら、軟らかくなりすぎないように残りの水(0.3L)を加えて練り上げます。

     

    どんな下地の時に使用するのか

    ①新規の石膏ボード

     →石膏ボードのジョイントは別途目地材と寒冷紗で処理し、

      その後全面にMKプラスターを施工します。

      乾燥後、EM漆喰で仕上げます。

     

    ②コンクリートおよびモルタル面

     →クラックなどの下地の基本処理を行って(時にはプライマーも必要)

      その後全面にMKプラスターを施工します。

      乾燥後、EM漆喰で仕上げます。

     

    ③既存の漆喰面

     →アク止め処理をして(シーラー)、

      その後全面にMKプラスターを施工します。

      乾燥後、EM漆喰で仕上げます。

     

    ④塩化ビニールクロス下地

     →アク止め処理をして(シーラー)、

      その後全面にMKプラスターを施工します。

      乾燥後、EM漆喰で仕上げます。

     

    簡略して書いていますが、上記の通りです。

    共通していることは、どんな下地でもEM漆喰を施工する前に

    必ずMKプラスターを入れる、ということです。

    漆喰は強アルカリのため、下地を溶かしてしまうことがあったり

    下地のアクやシミといったものを拾ってしまうので

    その間にMKプラスターを挟んで

    EM漆喰をきれいに仕上げる工程にしています。

     

    ただし、MKプラスターを入れなくても施工できる方法があります。

    それは、塗り壁用下地クロスのLBSを使用すれば

    LBSの上にそのまま施工できます。

    MKプラスターを入れずに施工できる唯一の方法です。

     

     

    MKプラスターで石膏ボードに全面塗りした

    施工例をご紹介します。

    普段仕上げしか見ないとは思うので貴重かもしれませんね。

     

     

     

    コテにてMKプラスターを施工しています。

     

     

    EM漆喰は下地の処理が必要になるので、

    しっかりした処理を理解して施工するようにしましょう。

     

    MKプラスターの商品ページはこちら

     →https://em-shikkui.jp/products/em-shikkui-4.html

    EM漆喰の商品ページはこちら

     →https://em-shikkui.jp/products/em-shikkui-1.html

     

     

    建材事業部 外渉課 フセヒロシ