漆喰石膏ボード張りのポイント④『その他注意事項』
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投稿日:2019年05月17日 投稿者:外商一課
カテゴリー:雑記
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漆喰や珪藻土の内装塗り壁において、とても重要な下地作り。
中でも石膏ボードの張り方次第では、仕上げ材に影響が出る事があります。今回は漆喰における石膏ボード張りの注意事項を解説していきます。
前回までは、
①材料選定で『3×8版の石膏ボード』を極力選定する
②鍵張りで開口部の四隅に石膏ボードのジョイントを配置しない
③天井は目地を通さず千鳥張りにする。
という部分について解説しました。今回は④その他注意事項について説明していきます。
その他注意事項
▶ 耐水ボードや機能性ボード(調湿、voc吸着等)は極力控える。
仕上げ材との付着強度や水引き等に影響を与える恐れがある為、標準の石膏ボード(黄色紙)を推奨しております。
▶ 荷重が掛かる部位への補強下地は石膏ボード内側に木下地とする。
合板はアク止め処理が別途必要且つ、石膏ボードと水引が違う為色ムラの原因となります。
▶ ビスピッチは150mm以下とする。
一般的に在来軸組み工法ではビスピッチが石膏ボード外周で200mm以下、
中央で300mmピッチ程度ですが、塗り壁では耐力壁同等の外周・中央共に150mm以下とします。
引用元)一般社団法人 石膏ボード工業会▶ ビス長さは石膏ボード厚より15mm以上長いものを用いる。
壁では12.5mm厚の石膏ボードとなりますので、ビス長さは28mm以上とします。
▶ ビス頭は平らになるまで留め付ける。
ビスはめり込み過ぎてボード紙を切らないように、深さは2mm以内程度とする。
石膏ボードが露出すると水引が大きくなり色ムラの原因となります。上記を細かく一つ一つ拘る事で強固で下地材の影響を受けにくい下地面が完成します。
弊社は塗り壁のメーカーとして、美しい仕上がりを求め日々研鑽を重ねてまいります。
次回は漆喰施工のポイント④『石膏ボードのジョイント処理』をご案内致します。
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外渉課 荒木恵
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